講師 荒木寛志 先生
テーマ『皮膚と筋膜からのアプローチについて』
ということで、筋膜、fasciaの解剖学的(学術的な区分)のお話から始まり、筋膜、皮膚、へのアプローチ法の実技を学ばさせていただきました。
ただ、微細な感覚、摩訶不思議な荒木ワールド満載のテクニックが果たしてZOOMで伝わるのか??と、個人的には不安でしたが、ZOOMで受講された皆様、どうだったでしょうか?
(南九州で要望があれば、門川が練習会で実技のシェアをさせていただきますので、練習会をやりたいという方は声をお掛けください。ただ、あのテクニックできるかな、俺・・・?ですけど。)
『レポートのようなもの???』
筋膜の定義には色々と意見があるかもしれませんが、最近の筋膜ブームでは、どうしても骨格筋を包んでる袋というイメージが強く感じられますが、これは非常に狭義的な筋膜の意味合いで、実際は多くのものが筋膜に分類されている。
私の持っている『ボディーセラピーのためのトートら標準解剖生理学』では
『『筋膜fasciaは、不規則緻密結合組織からなる強靭な膜状または幅広の帯状構造で、体壁や体肢を包み込んでこれを支持している。後述するように、筋膜には同じような機能を持つ筋群を束ねる役割もある。・・以下省略。』』
と表記されており、筋膜として分類されるものが非常に幅広いものだということが書かれている。
今回の例会では、この、筋肉を包んでいる意味の筋膜ではなく、幅広く解釈される、いわば、広義の筋膜に対してアプローチを行い、体に変化を与えるテクニックを学ぶという内容だった。
実技では、皮膚運動学の考え方や、そのほか、荒木先生が実践で培われた微細な感覚での筋膜へのアプローチ法が多数紹介された。
狙っている筋膜が層が結構浅い層で真皮の下の脂肪組織の滑りをターゲットとされていた。(書いて良いのかな、この内容、アウトだったら言ってくださいね、すぐに削除しますので)
講義の中では細かな説明はなかったが、この真皮、皮下組織(脂肪組織)には4種類の受容器があり、皮下組織には動静脈もあり毛細リンパ管も存在するので、このエリアにアプローチすれば何かしらの反応が出ることは推測することに難しくはない。
ただ、この微細な組織の何が体の状態を変化させるのか?を特定するのは非常に困難だと考えられる。(これは、どれを取っても変化が出ますのです。私は皮膚を使って骨格の矯正とかしますので・・ただ、何が反応しているのかわわかりません。)
今回の例会では筋膜への非常に弱圧でのアプローチ法を学ばさせていただきました。
そして、手技療法の世界に、まだ解明されていない部分が多くあること、そして、まだまだ多くの可能性が残されていることに気づかされました。
門川 英樹
いや〜〜こんな硬い文章疲れますね・・・・
疲れた〜〜〜〜(byカドベン)